作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は伊岡瞬。価格781円、2018年11月2日配信。第20回大藪春彦賞の候補作。
どんな作品か
『代償』などで知られる伊岡瞬による警察ミステリーです。奥多摩を舞台に、間もなく刑事を辞めようとしていた男が、ある残虐な事件に直面します。被害者に残された印が、かつて妻にあった痣とよく似ていた――そこから、過去と現在が交差していきます。
読みどころ
事件を追う警察小説でありながら、主人公が抱える喪失や家族への思いが物語の芯にあります。次々と起こる出来事の緊張感と、真相へ向かう伏線の張り方が見どころ。じわじわと迫る不穏さと、読み進めるほど加速する展開が持ち味です。(結末や真相には触れていません。)
こんな人に
骨太な警察ミステリー・サスペンスが好きな方、伊岡瞬の作品を読んでみたい方におすすめです。