作品データ
- 区分: 一般ノベル- 著者: 岡部えつ- 価格: 682円- 配信日: 2017-12-01
どんな作品か
2018年公開の映画「嘘を愛する女」を岡部えつが小説化した作品である。仕事に打ち込むヒロインには、5年間連れ添った優しい恋人がいた。ところが彼が突然倒れたことをきっかけに、名前も職業も経歴も、彼女が知っていたすべてが偽りだったと判明する。愛した男は何者だったのか――残された手がかりを頼りに、女は恋人の正体を追い始める。
読みどころ
身近な人の正体がわからなくなる不安を軸にしたサスペンスでありながら、核心にあるのは「それでも一緒に過ごした時間は本物だったのか」という愛の問いである。嘘の裏に隠された事情へ迫る旅の過程で、ヒロイン自身の生き方も問い直されていく構成が読ませる。映画と併せて楽しめるのも本作ならではだ。
こんな人に
恋愛とミステリーが交差する物語が好きな人に向く。映画を観た人が物語を反芻するにも、原作側から入って映像を確かめるにも適した一冊である。