作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は伊坂幸太郎。価格1870円、2025年10月22日配信。双葉社刊。伊坂幸太郎のデビュー25周年を記念して書かれた長編です。
どんな作品か
ある家庭で起きた予期せぬ出来事をきっかけに、追い詰められた人々がやむにやまれぬ選択を重ねていく物語です。複数の登場人物の視点が並行して描かれ、それぞれの事情がやがて交差していきます。サスペンスを軸としながら、家族への思いや人と人とのつながりが物語の底を流れています。
読みどころ
伊坂作品らしく、離れて見えたエピソードが後半で結びついていく構成の妙が味わえます。会話のテンポとユーモア、追い詰められた状況でも失われない人間味が、緊張感の中に温かさを与えます。先の読めない展開を、登場人物の選択とともに追いかける読書体験が魅力です。
こんな人に
伏線が響き合う群像劇や、サスペンスの中に人間ドラマを求める人に。伊坂幸太郎の入り口としてもおすすめです。