作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は原田ひ香。価格814円、2024年12月11日配信。
どんな作品か
『三千円の使いかた』などで知られる原田ひ香による連作小説です。恋も仕事も失って傷ついた女性が、腕利きと噂される「復讐屋」の事務所を訪ねるところから物語が始まります。復讐を望んで訪れる依頼人たちの事情が、一話ごとに描かれていきます。
読みどころ
ただ胸のすく復讐劇に終わらず、依頼人の人生をそっと別の方向へと導いていく展開が心に残ります。復讐という重いテーマを扱いながらも、どこか優しさとぬくもりのある読み心地が魅力です。人の痛みや再生に寄り添う、原田ひ香らしい筆致が生きた作品です。
こんな人に
人間ドラマの効いた連作短編や、後味の温かい物語を求める人におすすめです。