作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は秋吉理香子。価格770円、2018年11月3日配信。
どんな作品か
幼い命が奪われる痛ましい事件を軸に、母であることや家族のあり方を問う心理サスペンスです。子を思う母親の視点と、事件をめぐるいくつもの人間関係が交錯しながら、物語は張りつめた緊張感のなかで進んでいきます。読み手の心をざわつかせる、いわゆるイヤミス色のある作品です。
読みどころ
複数の視点を巧みに組み合わせ、真相を最後まで見えにくくする構成が見どころです。母性という誰にとっても身近なテーマを扱いながら、その裏側にある感情を鋭くえぐります。終盤に向けて物語の見え方が変わっていく展開が、強い読後感を残します。
こんな人に
心をかき乱すサスペンスが好きな人、先の読めない物語を味わいたい人におすすめです。