作品データ
DMMブックスの小説(エッセイ・随筆)。著者は「絶対に終電を逃さない女」。1,760円、2025年11月2日配信。話題を集めた虚弱体質をめぐるエッセイです。
どんな作品か
体力がないために就職できず、専業の文筆家となった著者が、慢性的な不調とともに生きる日々を綴ったエッセイです。二十代で身体にさまざまな不調が現れ、健康になろうと奮闘する様子を、五つの章に分けて率直に描いています。虚弱であることを軸に、自身の生き方を見つめ直した記録です。
読みどころ
「体力がないと何もできない」といった実感のこもった章立てから、虚弱ゆえの困りごとと、それでも自分らしく生きようとする姿勢が伝わってきます。健康が前提とされがちな社会のなかで、無理をしすぎない生き方を静かに肯定してくれる視点が印象的。ユーモアを交えた筆致で、当事者にも、そうでない人にも読みやすい一冊です。
こんな人に
体調と付き合いながら生きるヒントを求める方、等身大のエッセイを読みたい方におすすめです。