作品データ
DMMブックスの実用書(哲学・宗教・心理)。著者は外山滋比古。638円・2016年10月21日配信。『思考の整理学』で知られる著者による読書論です。
どんな作品か
本は系統立てて読むべきだという考え方をゆるめ、気の向くままに手を伸ばす「乱読」を勧めた一冊です。セレンディピティ——探していたものとは別の思いがけない発見——は、専門の外へ踏み出したときに訪れるという見立てが軸になっています。速く読むこと、読み捨てることの意味にも触れられます。
読みどころ
一章が短く、随筆のように読み進められます。蔵書を大事に抱え込むより、風通しよく本と付き合うことを説く姿勢が一貫しています。読書に義務感を覚えている人ほど、肩の力が抜ける内容です。
こんな人に
読書の習慣を見直したい人、『思考の整理学』を面白く読んだ人に。