作品データ・買い時
価格1,100円。レビュー11件・評価4.73。単行本、お姉さん、姉・妹、女子校生、人妻・主婦、中出しがタグに設定されている。サークルは楓牙。
どんな作品か
実家の遺産相続を巡り、主人公を取り巻く家族関係が極度に歪んだ状況下で展開される、成人向けコミック単行本である。主人公の父方の従兄弟(義弟)と、その兄(主人公の義理の夫)の妻(義姉さん)を中心に据える。義姉さんは、暴力や精神的虐待を行う夫、そして夫の母や妹といった「ババア共」から日常的ないびりに晒されており、家には居場所がない状態にある。一方、主人公は敵対する家族からの生命の危険を感じ、離れのプレハブで隔離された生活を送っている。唯一、主人公に優しく接し、孤独な二人の関係性が深まる中で、禁断の恋および肉体関係へと発展していく筋書きだ。
読みどころ
本作は、過激な性的描写よりも、キャラクター間の心理的葛藤や人間ドラマに重点を置いている傾向がある。読者からは「エロ漫画としては濃すぎるストーリー」「一般青年誌の短編として成立するレベル」といった指摘があり、物語の密度の高さが特徴として挙げられる。絵柄については「丁寧」「女性器の描写まで細かく描かれている」との評価が多く見られ、特に義理の姉の成熟した身体と従姉妹のような若々しい身体の描写差が好意的に受け取られている。
ただし、ストーリーの面白さが先行するため、「エロ要素よりも話が気になってしまう」という声も散見される。また、結末については「完全にハッピーエンドとは言い難い」「スカッとしない終わり方だがリアル」といった評があり、読後感にモヤモヤを残す構成となっている。一部の読者からは「ケツ穴描写が目立つのが個人的にいらない」といった具体的な作画への嗜好の不一致も報告されているが、全体的には「作者特有の味」「続きが気になるようにできている」として、ストーリー重視の層から支持を集めている。
この作者・サークルについて
著者は楓牙。MUJIN編集部との共同制作または掲載形態をとることもある。同サークルの他の作品では、夫を含めた家族からいびられている嫁と義弟の関係を描いた「幸せな時間」や、祖父の遺産を巡るイトコ同士の恋愛ミステリー「だいすきなひと」などが知られている。いずれも成人向けながら、ストーリーテリングに力を入れた作風が共通している。
