作品データ・買い時
価格は550円。レビュー件数は5件、評価は3.8と、手頃な価格帯で試せるラインに位置する。単行本として刊行されており、コアマガジンより発売された作品である。現時点での評価推移や長期の支持実績を示すデータは不足しているため、新規購入検討者にとっての確固たる指標とはなりにくい状態だ。
どんな作品か
タイトルが示唆する「寝取り」要素とは対照的に、本作は夫婦間の濃厚な交流を描くラブコメディおよびエロティックな短編集である。斎藤たくみという新婚の専業主夫と、現場労働者である妻のみつきさんを主人公とする物語が展開される。みつきさんは風呂上がりもパンツ1枚でビールを飲み干すなど、開放的で豪快な性格の持ち主であり、その姿を自慢げに見つめるたくみの視点から日常が描かれる。
あらすじの一部では、みつきさんのリュックから極小メイド服が見つかるエピソードなどが紹介されているが、これらはあくまで夫婦内の親密さを深めるための仕掛けであり、他者との関係性による倫理的な崩壊や背徳感を主題としたものではない。巨乳の人妻というキャラクター設定は維持しつつも、その魅力は「誰かに奪われる対象」としてではなく、「自分だけの愛しい存在」として描かれている点が本作の核となっている。
読みどころ
タイトルが持つスリリングな印象と、中身の穏やかさとのギャップに特徴がある。読者の間では、NTR(寝取り)要素を期待して購入した層に対し、内容が純粋な夫婦のいちゃラブものであることが意外性として受け止められている。警戒感を持って読み進めた結果、実際の描写が安心して楽しめるものであったという声が見られる。
作画については、こなれた技術力を持つと評され、クオリティとしての安定感が指摘されている。特に、みつきさんの開放的な態度や表情の描写には定評があり、丈夫たな日常の中にある官能的な瞬間を自然に切り取っている点が評価を集めている。ただし、ボリュームとしては控えめな短編集であるため、長編のような深いドラマよりも、軽妙なタッチで読める一話完結型のストーリーを楽しむ層に適している。
この作者・サークルについて
友永ケンジは、主にコアマガジンのコミックホットミルクなどで活動する漫画家である。本作以外にも複数の作品を手掛けており、人妻や主婦を題材とした作品群を得意としている傾向がある。
