作品データ
電撃文庫より刊行される青春ライトノベルシリーズの第7弾。著者は杉井光、イラストは春夏冬ゆうが手がけます。2025年6月10日に配信が開始され、価格は836円です。音楽と学園を舞台にした物語として、読者の心に残る一冊となっています。
どんな作品か
ライヴ続きだった一学期も終わり、迎えた夏。レコーディングの準備のため、メンバーは海辺の別荘へ合宿に向かいます。水着売り場で男性が混じるのを恐れた主人公は、なぜか女装させられる羽目に。宿泊施設にはスタジオが完備されており、朝から晩まで海岸遊びではなく、屋内にこもって曲作りに没頭することになります。真夏の太陽やまぶしい水着姿にも背を向け、音楽だけを追いかけ続ける、超高純度な青春ストーリーです。
読みどころ
一人称の独白を通じて、無味乾燥だった高校生活が三人の少女たちによって騒がしく彩られていく様子が描かれます。最初は思わず笑っちゃうような展開なのに、本から急に熱が溢れてくるという読者の声もあり、女装というコミカルな要素から、想いが文章を通じて強く伝わってくる点が高く評価されています。また、文字では表現しにくい音楽の描写が本作の白眉であり、章の終わりに切なさが重く残る読後感が癖になるという指摘も見られます。一度何も考えず読んでみて欲しい作品として、その熱量が伝えられています。
こんな人に
音楽をテーマにした青春物語が好きで、キャラクターの人間関係や成長過程に温かい視線を向ける人、爽やかかつ熱い雰囲気の本を求める人に。