作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は伊坂幸太郎。価格748円、2020年2月21日配信。
どんな作品か
伊坂幸太郎の「殺し屋」シリーズに連なる連作で、腕利きの殺し屋でありながら、家庭では妻に頭が上がらない「恐妻家」の兜(かぶと)を主人公にした物語です。表の顔と裏の顔を抱えた男の日常と稼業が、複数の物語を通して描かれていきます。
読みどころ
シリアスな殺し屋稼業と、家庭でのユーモラスな姿とのギャップが最大の魅力です。各話が巧みにつながり、後半で像を結んでいく伊坂作品らしい構成の妙も味わえます。緊張感と温かさが同居する読み心地が持ち味です。
こんな人に
軽快な語り口とひねりの効いた構成を楽しみたい人、家族の物語としても読めるエンタメを求める人におすすめです。