作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は歌野晶午。価格704円、2019年12月24日配信。
どんな作品か
本格ミステリ大賞を史上初めて2度受賞した歌野晶午による短編集です。タイトルどおり、ハッピーエンドを迎えられない11の物語を収めています。社会的なテーマを織り込みながら、各編に仕込まれた小さな違和感がラストへの伏線となり、短いながらも切れ味の鋭い読み味を生み出します。全体に陰鬱な空気が漂うのも特徴です。
読みどころ
一編ごとに用意されたどんでん返しと、後味の苦いブラックな結末が魅力です。短編ならではのスピード感で、驚きを次々と味わえます。イヤミス好きにこたえる一冊です。
こんな人に
短い物語で意外な結末を楽しみたい人、後味の苦いミステリーが好きな人におすすめです。