作品データ
DMMブックスの一般ノベル(ミステリー・サスペンス)。著者は雫井脩介。価格748円、2019年4月24日配信。のちに映画化された作品。
どんな作品か
ある事件をきっかけに、家族が重い問いに直面していく家族サスペンスです。連絡の取れなくなったわが子が、事件の被害者なのか、それとも加害者なのか——その狭間で揺れる親たちの葛藤を中心に物語が進みます。家族それぞれが抱く「望み」がすれ違っていく緊張が描かれます。
読みどころ
ミステリーとしての謎を軸にしながら、親としての愛情と社会の視線のあいだで引き裂かれる心理を克明に描くのが持ち味です。答えの出ない問いを突きつけられた家族の姿を通して、読み手自身の価値観も揺さぶられます。先の読めない展開が最後まで緊張感を保ちます。
こんな人に
人間の心理を深く掘り下げる社会派サスペンスや、家族をめぐる重厚なドラマを求める人におすすめです。